HOME > 掃除機ノズル開発秘話 > ネット販売と今後の展望 ・ネット販売と・今後の展望(MJUから)ネット販売(●2015年8月 ミラクルジェットUの後継機に関するお話はこちら ミラクルジェットの開発後、次に悩んだことは商品の流通経路でした。 私は収入をミラクルジェットに求めていましたが、空白の10カ月と、3カ月の製造期間の後はほとんど売れず、もう大変なことになりました(メーカーからの振り込みは毎月数千円程度でした)。 とは言っても、なにも販売手段の持たない私にできることはネット販売だけでした。 しかし、ネット販売にかけるだけの費用は、これまたありません。独学でホームページの作り方を学び、そして立ち上げました。 商品に自信があったとしても、こんなことで注文してくれる人がいるだろうか・・・。とても不安でしたし、生活費などのためには、やはりまとまった数量の注文が必要です。販売数量のことを考えると絶望的でした。 初めて商品をご購入いただいた時のことは、今もよく覚えています。本当にうれしく感謝しています。この時の気持ちはけっして忘れるものではありません。 その後、自分でホームページをお持ちのお客様がそのページにミラクルジェットの紹介とご推薦をしてくださり、その方々のおかげで少しずつ広がりを見せてきました。 現在も、ミラクルジェットはネット販売を行っております。 今後の展望 (MJUの改良点など)現在(2005年)は、さらなるバージョンアップを模索しております。 と申しましてから5年(2010年)が経ちいよいよ新バージョン(公式サイト仕様)が発表できる運びとなりました。お客様からご指摘ご意見のあった部分で修正できる所は修正いたしましたが、いろいろと制約の有る部分もあってすべて満足のいくような事にはなりません。 しかし、私がどうしても気になっていた部分は修正いたしました。例えばゴムブラシの対磨耗性能が向上いたしました。これで通常使用ではほとんど磨耗しないと思います。磨耗しないということは吸引力の低下が経年でおこらないということです。 また、ゴムブラシがフローリングに極わずか軽く軽く触る事で拭き掃除をしたような効果も生まれました。前後のルーバー、およひゴムブラシの位置を前後でずらすことで吸い残しを減らしました。吸引性能は少し増えたかな、というぐらいであまり変わりませんが、 絨毯などは、作業がさらに軽くなっています。 継ぎ手部の回転受けの強化、コロの脱落防止などしっかりしました。また、後ろの大きなコロも無くなりすっきりしたと思います。その他、硬質塗装をしたことで上質なものになったなど改良点は多々有りますが、改良の出来なかった残念な点の一つは簡単に分解できて中まできれいに洗える事、および簡単な部品交換です。その名残りがカラーポイントとなったボタンです。 新アイデア+すべての制約を排除したさらなるバージョンアップがもう頭の中にはイメージされています。 これからも、末永くミラクルジェットをお客様の元へお届けしたく考えております。 後継機の展望 (後継機の改良点など)2015年8月 いよいよミラクルジェット生みの親が設計 8月1日より後継機がいよいよ生産に入っています。ミラクルジェットUから大幅な改良を実現しました。ブラシの新材料、継ぎ手可動範囲の拡大、コロの転がり改善、中まで水洗い可能、吸込み底を一般用と特別ふとん専用の2面を用意、などなどです。その結果はお使いいただくのが一番ですが、吸引力がアップしていますので掃除機本体の強モードは必要ありません。それに伴いコードレスでも十分に能力が発揮出来るようになりました。もちろん無駄な余計な電気エネルギーを使わないという思いからです。 また、掃除が楽しくなるデザインにも重きを置いています。MJ-Xは、従来にはない内容が盛り込まれましたので発売が予定より大幅に遅れてしまいました。お待ちいただいているお客様にはたいへんご不便をおかけしていますが、良い物を提供したいという思いを通させていただきました。たとえばコロの軸の精度を.0.01mmを保つものの選択や新しい材料に伴うブラシ形状を得るための加工の工夫など、部品生産の新しい工程を作ってゆくことに時間が掛かりました。 さらにお客様に末永くご愛用いただけるように努力して行きます。
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